皆さん、ご無沙汰しております。
新年あけましておめでとうございます。また、長らく時間が空いてしまいました。
インプットとアウトプットは比例するので、多分インプットが足りていないのかな。
1月上旬に、3年ほど住んだドイツから、日本に引っ越してきました。出国、入国前のPCR検査(両方ネガティブ)、日本パスポートとビジネス理由で入国はできましたが、二週間隔離中です。時間があるので、もう一記事、書きます。
今後の仕事次第ですが、言語的にもどちらの国でも不自由なく暮らせるので、またドイツに住んでみたいなと思っています。
さて、最近の趣味は、物を増やさないことです。
大きな引っ越しがあったせいか、最近は買い物をするときに「これは本当に必要か」と胸に手を当てて考えるクセがつきました。
これは、外部的な意思決定で、自ら物を増やさないよいうにしよう、というよりは、トランク2つで移動しないといけないから、ということでした。
しかし、トランクに物を詰めている際、ハマらない衣類やモノを手放しました。できるだけ、廃棄にならないように、ドイツのジモティー的なリサイクル推奨サイトでタダでお譲りしました。それでも、人間一人がこんなにモノを持っていたんだと、考えさせられました。
そして、「私物をこのトランク2個に抑える」を今年の一つの目標にしました。
もちろん、冷蔵庫やベット、机など最低限の家具は必要ですが、衣類など全ての私物はトランク2つをオーバーしないように、心がけたいと思います。
だから、毎回、同じ服を着てても許してください。
産業革命以降、モノを作ることが簡単になり、そこに商業や経済の影響により、大量消費社会になりました。
100円ショップなど、モノが安価に手に入るようになり、「買う」というハードルがかなり低くなりました。とりあえず、買ってみて、使えなかったら捨てる。捨てられたモノは、ゴミになり燃やされます。
正直なところ、今まで、環境については全く考えていませんでした。
しかし、もっと注意深く考えるテーマだと気づかされました。「健康第一」という言葉があるように、人間にとって心身ともに健康が一番です。では、地球にとってはどうでしょう。経済でしょうか?政治でしょうか?
いいえ、「環境第一」です。
このテーマはドイツでは良くディスカッションされていました。ゴミの分別などはすごくしっかりしていた印象です。環境汚染に対してのデモや、Fridays for future(未来のための金曜日)などが多く目にする機会がありました。
Fridays for future
— ゆーや (@coyuuyaoyuya) 2019年9月20日
環境保護のデモ行進をみたけど、今まで見た中でいちばんでかかった。
こどもが学校をサボって毎週金曜デモに参加することが問題になってるが「私達の未来のために」と叫び、「子どもたちと地球のために」と大人も立ち上がる。
Planet Bはないんだよ、と🌎 pic.twitter.com/CiMKvtDJBu
アパレル業界も環境問題を問われることが多くなりました。
その中でもアウトドアアパレルブランドとして、世界的に有名な企業、パタゴニアの企業理念に感銘を受けました。
1973年の創業から、パタゴニアが目指すのは地球の健康であり、ビジネスはその手段だとする創業者イヴォン・シュイナードの考えは、売上や利益よりも地球環境を守るというスタンスを一貫して貫いています。
ブームやトレンドなどという言葉で消費を促し、買い替えで利益を伸ばす企業が多い中、手入れと修理によってモノを長持ちさせることが、製作時に消費されるエネルギーや二酸化炭素の排出を削減し、地球のために最善の方法だとする理念を持っています。
さらに、2011年11月のブラックフライデーには、「Don’t Buy This Jacket(このジャケットを買わないで)」という広告を出し、財布の紐が緩んだ消費者に啓蒙をしました。
商品というより、その理念を着たいという根強いファンがいるパタゴニアは強いです。
これからは、アパレルも「かっこいい、かわいい」だけではなく「エコかっこいい、エコかわいい」になっていくことに期待しています。
実は、パタゴニアの服は一つも持っていませんが、今後、店があったら覗いてみたいと思います。
スパゲッティ。パソコン。アパート。たくさんの外来語があります。
しかし、逆に日本独特の感覚で、英語に訳すことができない素晴らしい言葉があります。
もったいない、です。
似たような言葉はありますが、正確に翻訳できない理由は、日本人にしかない感覚だからです。
この素晴らしい感覚を持ち合わせた、私たちなら、一人ひとりの心がけ次第で、少しでも消費を減らすことができると信じています。
参考文献
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