皆さん、こんにちは。
3月末。毎月、行われている「NIKEランニングクラブ」の順位結果発表の時期です。
まず、NIKEランニングクラブとは何かというと、スマホのアプリです。
毎回、ジョギングをする際に、そのアプリをスマホで起動させ、GPSを使用して時速や距離を測ります。友達と走った距離を共有して、走行距離ランキングが作成されます。走るときは一人で、自分のペースで走りますが、ランキングがあると競争意識が高まり、モチベーションを保ったりできます。
このアプリで繋がっているのは、全て日体大の友達です。僕も含めて、全員が一日8時間勤務をしている、普通の社会人です。僕は、出勤前に毎朝4km走っています。
大学時代は、毎日2時間のトレーニングがあり、それにプラスして個人練習や筋トレなどを行っていた仲間ですが、僕たちはまだスポーツで繋がっています。競技スポーツとして、当たり前のように毎日トレーニングしていた人が、現役から遠のいてしまうと、全く運動をしない人もいます。
僕も、サッカーを引退してから1ヶ月は、運動をしたくなかったので本しか読まず、まともな食事を摂らず、グミだけ食べていたら、体重が急に落ちてしまいました。
燃え尽き症候群や、バーンアウトなどがありますが、この時期は自分の中でもすごくキツかった覚えがあります。
心と体の相互関係を取り扱う心身医療の分野では、心の健康は大いに運動と関係するという研究が次々となされています。
たとえばデューク大学の研究では、うつ病と診断された患者の大半にとって、週3回30分の運動を行うことは、抗うつ薬を服用するのと同じような効果があるという研究結果を示しました。また、ハーバード大学の研究では「ある意味、運動は夢のような治療法といえる」とまで言っています。運動は、うつ病に深く関連する不安やパニック障害、そしてストレス全般に効果があるとのこと。
ひと汗かくことは、適量のリタリン(代表的な抗うつ薬)などを服用するようなもので、心身を正常な状態にしてくれるとのことです。では、運動は抗うつ薬を服用するのと同じなのか、というとそうではありません。
もっと適切な言い方をすれば、「運動をしない」ことは「憂うつになる薬を服用しているのと同じもの」なのです。
外部的要因でスポーツをやっていた人は、生涯スポーツへの移行が難しいと言われています。
「顧問の先生がこわいから、、、親がやれって言ったから、、、」
このような外部的要因でスポーツをやっていた子供がスポーツから離れてしまっても無理がありません。スポーツだけに限らず、勉強だってそうです。
中学校、高校と大きな大会に向けて頑張った。精一杯、戦ったけど負けた。もしくは、優勝して、推薦をもらって次のステップにいったけど、引退した。
何かの目標を掲げて、無我夢中で頑張ることは大事なことです。
その高いモチベーションは、枯葉のように大きく高く、燃えています。しかし、枯葉のように、ずっと燃え続けることは不可能です。いつか、どこかのタイミングで、その枯葉の火種を消さず、炭に移してほしいです。そして、炭のようにじっくり、ゆっくり自分のペースで燃え続けてほしいです。
そして、競技スポーツが行われている現場では、プレイヤーズファーストが認められていくことを期待しています。肩が壊れるまで投げさせる監督や、猛暑に中一日休みで連続で試合をさせるような運営がなくなることを心から願っています。
まだまだ根性論があった1998ー2003年の時期に、これを書いた作者、森田まさのりさんはやっぱり未来人なんです。
スポーツを通して、屈辱的な思い、嫌な思い、大きな怪我をした人は少なくないと思います。
でも、ジョギングは団体競技ではありません。チームスポーツでのプレッシャーも、怪我のリスクも、他のスポーツに比べて少ないです。
一週間に一度、週末だけでもいいから、始めてみませんか?
生涯スポーツとして、自分の心身の健康と向き合う人が、一人でも増えたら幸いです。
最強のジョギングコースがあることに謝謝。